
石油が使い尽くされれば
確かに石油は貴重だ。発電や燃料として石油を使うのは、控えたい。エネルギー源は他にもある。しかし、石油から合成しなければならない繊維や樹脂などの素材は多い。ジェット燃料は別だ。ジェット燃料がなければ航空機は飛ばない。航空機には、重い蓄電池を搭載したり、危険な原子力電池を搭載するのは現実的でない。世界の交通はあまりに航空機に依存している。そういう意味で、石油の用途はもっと限定するべきだ。精製の過程でどのみちナフサ・ガソリン・灯油・ジェット燃料・軽油・重油・アスファルトがセットでできてしまうことを念頭に置いたとしても、である。
だが、石油は必ずや、バイオテクノロジーで合成できると私は信じる。空気中の二酸化炭素を取り込み、石油を合成する……という酵母が存在できないハズがない。こんなものは、これまでいくらも研究されただろうが、そのたびに冗談抜きで、石油メジャー、影の権力によって抹殺されてきたのだろう。石油が掘り尽くされ枯渇するまでは、多分、この研究はおもてだってできない。石油こそが権力だからだ。
石油の埋蔵が底をつけば、このような酵母を作り出すことで環境問題とエネルギー問題は相乗的に解決するだろう。いや、石油メジャーたちはすでにこの酵母の合成に成功していて、自ら権益を持つ油田の中で育てているのかもしれない。どうりで、石油の埋蔵量は昔から、数十年先の分まである。
2005.5.18(水)