マンション vs 一戸建て
「買うならマンション?一戸建て?」みたいな比較記事は腐るほどある。
しかし、そのほとんどが触れていない、重大な違いがある。
子どもに不動産を残したいという考えがあるなら、マンションという選択肢は疑問だということだ。
一戸建ては、建物が老朽化しても土地は残る。その土地がどんなに不便で価値がなかろうとも、少なくとも、家を建て直して住むことは、通常、できるのである。
マンションは、老朽化後の建て替えは困難を極めるし、もともと価格の中で建物のしめる割合が高く、立て替えは買い直しと同じぐらいお金がかかると見た方が良い(*1)。耐用年数からいっても、2世代、3世代にわたって住むには厳しいものがある(*2)。孫子の代まで、というのには少し無理があるし、そもそも、孫の代までそこに住むことなど想像してマンションを買う者は、居なかろう。
もちろん、不動産を子どもに残さなくたって良い。だが比較記事では、管理費がどうとか、眺望や利便性がどうとかだけでなく、この重大な違いも、考慮するべき事項として記載するべきではないか。
(*1)容積率に余裕のある昔の物件は、建て替え時に住戸を増やして売却することで、所有者の負担を軽減できるが、そんなことができる物件は一握りのはずだ。
(*2)100年マンションとかあるが、そういった物件が50年以上たってからどのようになるかは、注目に値する。
2011.6.18(土)