「あなたたちしかいない」
石原慎太郎氏が「津波は天罰」との暴言を放ったようだが、菅首相の「あなたたちしかいない」はそれにも勝る歴史的な暴言だと思う。
地震以来4日目に東京電力本社に乗り込んで、菅首相は「あなたたちしかいない、覚悟を決めて下さい」などと怒鳴りとばしたようだ。リーダーとしてどうなのか。地震発生直後、原発のトラブルを知った時点で「あなたたちは一人ではない、国力を上げて取り組む」と言って、バックアップもしくは主導権を握るぐらいの対応が必要だったのではないか。
(今回の件は、東電は計画から運用・災害への備えまでどんなに責められても仕方がないと思うし、国有化・解体が必要だと思う。水俣病を引き起こしたチッソ株式会社のように、100年間は償いのみとなるだろう。だが、それはさておいて)
地震発生以来、東電は、民間企業一社ではとうてい対処できない自体に、孤立無援で取り組んでいたのである。これは、さすがに気の毒。
最初から国の総力を挙げて、消防も自衛隊も待機させ、発電機も燃料もポンプも、持てる機材の多くを配備して対処していればこんなことにならなかったろうに。
現場の作業員は、はっきりいって尻ぬぐいのために命を張っていて気の毒だ。計画・推進した人たち、納めたメーカーの人たちの方に責任が多くあるような気がするのに。
2011.3.17(木)